後発原始筆界

後発的原始筆界とは

 後発的原始筆界はそれまであった境界(筆界)をないものとして新たに区画を設けて、境界(筆界)を作ったものです。
 区画整理、耕地整理、土地改良などにより法律にもとずいて
創設形成されたものをいいます。
 初めての境界(筆界)という意味合いでは原始筆界と同じです、あえて後発敵原始筆界と分類しない方もおります。
 原始筆界との大きな違いは、原始筆界は所有権の範囲を確認してその位置を境界(筆界)としたのに対して、後発的原始筆界は換地図によって作られた区画を境界(筆界)としたことです。
 境界(筆界)復元には換地図が必要になります、必ずどこかに換地図はありますがほとんどは法務局に保存されていません。



換地図はどこにあるか
 施工主体が官、官と民、民を別れます、官、官と民であれば関係した役所、組合が残っていれば区画整理組合、土地改良組合にあるはずです。
 民の場合、区画整理組合が道路を所有していることはないので道路を市区町村に寄付した際に換地図を添付していることもあります、市町村の役所に換地図が保存していることもあります。
 道路の所有権が法人の場合で法人が残っていればその法人(開発会社)に残っていることもあります。
 複数の個人が代表で施工した場合ですが、その地域に関係者や子孫がいれば保存していることがあります。
 土地家屋調査士、測量士でその地域で開業しているか、していた土地家屋調査士がいれば仕事の関係で持っていることもあるので聞いてみることです。